サッカーチャンピオンズリーグ決勝が終わりましたね。
何か内容に関して色々言われていますね。中身がないだとか、近年まれにみる塩試合とか・・・
私は全くそうは思いませんでした。
確かにスペクタルなサッカーとは違いましたし、開始早々のPKで試合の重心が変わったのは確かでしょう。
ですが、サラーのPKのボールスピードやファン・ダイクの締めるところをしっかりと締めるディフェンス。
ソンフンミンの速さやエリクセンの足元の上手さ、瞬発力。
見どころもたくさんあったと思います。
ある程度トッテナムにボールを持たせて、前線のタレントによるショートカウンターを狙うリヴァプール。
それを恐れるがあまり、点を取りに行きたいが若干気持ちが前に行かないトッテナム。
戦術はジャンケンのように複雑に絡み合い、相手がパーを出したら、こっちはチョキを。そうすれば今度はチョキに対してグーに変える。
そのような形で対応対応していく監督の指示。それを実現すべく機能的に動く選手たち、交代で意思を示し観客をも巻き込んでさらなる熱狂へ。
どうですか?退屈でしたでしょうか?楽しい試合だったように思えますよね?
サッカーに退屈な試合はないと思っています。
子供たちのボールに集まってダンゴ状態になってしまうサッカーでさえ面白みを感じます。
話は若干それますが、あなたは普段サッカー見るときどこを見ていますか?サッカー中継ではボールを追ってカメラが動き、選手一人一人の動きを見ることはなかなか難しいです。
ですが、もしスタジアムに足を運び観戦することがあったなら、ぜひボランチの選手を中心に見てみてください。
たいてい自分の陣地のゴールから、キーパー、守備の選手、ボランチの順番でいます。
ボランチの選手の役割は、チームのバランスをとることです。ゲームの先を読み、ボールを狩りとり、効果的に前線にボールを配球することで、攻撃の第一歩のスイッチを入れる。
それがボランチです。
一番細かく動いている選手だと思います。何度も動きなおして、自チームの選手と相手の位置、ボールの位置を把握し、最適なポジションをとるために一試合のうちにすべてのスタミナを使い切る、決してゴールに絡む派手な仕事ではないですがいぶし銀的な渋さがあります。
日本代表で言えば、以前は遠藤選手(ヤットさんですね)、長谷部選手が務めるチームの中心ポジションです。
ボランチを語ることが出来ればサッカー玄人の仲間入りです、ぜひボランチに注目を。